今回でミッションも3回目。
そろそろ話題になって、仕事依頼の電話がじゃんじゃん鳴り響いていい頃だと思うのだが、今のところ山奥にある禅寺のように静まり返っている。日本人が極度にシャイであることを、身をもって実感している今日この頃だ。
さて、今回のターゲットは、北大阪にある「ドレス 江坂」の桐谷ゆうちゃん。
この仕事が縁で知り合ったキャバ好きの人から、ゆうちゃんをプッシュされたことがきっかけ。
早速お店のサイトでチェックしたら、カワイイ雰囲気の女のコじゃないか♪
ただ、写真によって雰囲気がまったく違う。こういう女のコこそ、魔性の魅力を持っているものだ。ダイオウイカの吸盤のように一度吸いついたら離れないオレの追跡調査で、彼女の隠された魅力を明らかにするのでご期待あれ!
今回の取材は、事前に「ドレス 江坂」の店長さんにコンタクトを取り、追跡調査の承諾を得る。
「生まれ育った鳥取を離れ、大阪で一人暮らししているので、親御さんに安心してもらうためにもしっかりと調査してきてください!」
あたたかい店長さんの言葉を聞き、こちらも熱が入る。いつも以上にネチネチと、つけ回さなければ。
ということで、店長さんからゆうちゃんの住所を教えてもらい、張り込み開始。
夜の仕事をしているだけに午前中に動きはないと思っていたら、何と、マンションから出てくる。服装からして、コンビニに行く感じではない。一体、どこへ行く気だ?!
なるほど、今晩の仕事のために身だしなみを整えるんだな。
んん? どういうことだ? 席に着かずに、奥のスタッフルームに入っていったではないか。これは、もしかして……。
何と彼女は、昼間はネイリストとして、ネイルサロンに勤めているのだった。
将来、自分のお店を持つことが目標なのだとか。
今日は、キャバクラ出勤はナシか……。
そうボヤきながら、助手のKとアメリカンドッグを分け合って食べていたら、ゆうちゃん外出。
さては、夜遊びに繰り出すつもりか!
ざわつくオレたちをよそに、ゆうちゃんは足早に歩き、コンビニに入る。
そして、ジュースを買って、近くの公園で腰を下ろす。待ち合わせに違いない。ますます怪しい。
店長さんに何と報告すれればいいのか、頭の中でシミュレーションをしはじめた時、ゆうちゃんはスクッと立ち上がり、テナントビルにあるお店に入る。
何というお店だ?!と目を凝らした瞬間、声を上げた。
「ドレス 江坂」じゃないか〜ッ!!
ネイルサロンを開くという夢にむかって、昼はネイリスト、夜はキャバ嬢としてがんばる、ゆうちゃん。
こんないいコに正体をはぐらかしたまま接するのは心が痛む。(というか、探偵という職業をネタにして仲良くなりたい)
そこで今回は早々に正体を明かして、セクシーショットを撮影させてもらうよう直談判してみた。
ゆうちゃんの私服はタイトなワンピース。スベスベ、モチモチの生脚がスラリと伸びる。サイトの写真では少しポッチャリ系なのかなという印象を受けたが、実物はスタイル抜群☆
チャームポイントをたずねたところ、返ってきた答えは「小顔」。
確かに8等身くらいだと思うが、そういうんじゃなくて、もっとセクシー寄りな答えを頂戴!
そう声を張り上げたところ、うなじを見せてくれた!
誰だ誰だ、この白い首筋にキスマークをつけるシーンを想像した不届き者は?!
さらに調子にのって、お店の衣装に着替えてもらう。
黒のタイトなドレスが妙に色っぽい。
以前はフェミニン系のドレスがメインだったが、最近はタイトなドレスを着ることが多くなったそう。
「チラチラと見るお客さんの視線が刺激的」という、ゆうちゃん。
本人いわく、ツンデレで小悪魔的な一面もあるのだとか。
時にはお客さんに甘えてしまうこともあるというから、こちらとしてはテンションが上がる。
つき合えば、なかなか濃い恋愛ができるんじゃないだろうか 。
ちなみにゆうちゃんの恋愛経験は、「ホントに少なくて、今も彼氏いないんです」とのこと。
タイプの男性は、人を思いやることのできる、やさしい人。
彼氏希望でなくても、話していてホッコリできるコなので、仕事帰りに会いに行く感じでもオススメです。
恒例のお部屋紹介コーナー。
今回は日を改めて、ゆうちゃんのお部屋写真と、セクシーショットをいただくことに。
部屋はワンルームタイプ。白を基調に、アクセントとして大好きなピンクをあしらっているところがポイント。
全体的に彼女のキャラをあらわすような、カワイイ雰囲気のインテリア。
ベッドには抱き枕にしているクマの枕が。将来、どんな男性がクマの代わりになるのやら。
お気に入りの場所は、お店の友だちからのプレゼントが飾ってあるラック。
その隣りには、大好きなエグザイル~ジェネレーションズのDVD。どうでもいいけど、キャバ嬢のエグザイルファン率、異常に高くないか?! もし一緒にカラオケに行くことになったらマストだな。
部屋の写真はこんなところで良かろう。
では、そろそろ本題のセクシーショットをよろしく!
最初の写真はクマちゃんとのツーショット。うんうん、カワイイけれど、セクシーではないぞ。
もうちょっとがんばって頂戴。
そして、送ってきてくれたのが、この写真。
おおぅ、ネグリジェってやつですか。いいんじゃなの♪
「いつも、こんな感じの格好で寝ているの?」
「この前買ったビッグTシャツがお気に入りです」
「そのTシャツ姿も見たいな」
「ごめんなさい、今、洗濯中なんです」
「………。じゃあネグリジェでいいから、もう少し引きのアングルでお願い」
お風呂上がりなのか、肌のスベスベ感がハンパない!
「お風呂入ったの?」
「さっき入りました」
「お風呂ではマッサージとかしてるの?」
「お風呂上がりにストレッチしてます」
「その写真も欲しいんだけど」
「いいですよ。明日にでも送りますね」
何と、感じのいい女のコだろう。心が洗われるとはこのことだ。
ただ、あれからいくら待っても写真が送られてこない……。
もしかして、これもツンデレなのか?!
結局、締切日がきたため、今回はこれにて終了。
毎日忙しいのもかかわらず、笑顔で協力してくれた、ゆうちゃん。
お世辞でも何でもなく、彼女には仕事抜きでまた会いたい♫
とっても気分が良いので、「ドレス 江坂」も“イカす女のいる店”に認定!
お店の人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、店頭の看板にオフィシャルシールを貼る。
後日通りかかったら、シールが消えていたのは怪現象か?
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