新しい生活がはじまる季節であり、出会いの季節でもある春。
この春、関西に引っ越してきて、「そろそろ夜遊びがしたいなぁ」と、うずいている殿方もいることだろう。そんな新しい出会いを求めている人にとって、今回の記事は間違いなく必見だ。
桜の花が散り、若葉が顔を出しはじめた頃、ナイマガ編集部に呼び出され、「京都にすごい美人がいるんで調査よろしく!!」という指令が入る。
ターゲットは、「フェレナ 木屋町」の田中ゆうちゃん。
渡された写真を見て驚愕! ただの美人ではない。黒木メ○サに酷似しているのだ!!
これほどのコであれば、まわりの男が放っておくはずがない。シロ(彼氏なし)か、クロ(彼氏あり)か。これから彼女と仲良くなりたい人のために、徹底調査を遂行した!
朝の6時からヒノキ花粉に堪え、自宅マンション前で張り込みをするが、一向に動きなし。「フェレナ 木屋町」の店長さん情報だと、ゆうちゃんはほぼ毎日出勤していて、昨晩もお店に出ていたはず。まだ寝ているのなら良いが、まさか外でお泊まりなんてことはないだろうなぁ?! 脳裏をかけ巡る、良からぬ妄想を必死にかき消す。
昼を過ぎてしまった。いよいよ外泊の線が濃くなってきたと思ったその時、部屋の明かりがつく。ちゃんと家に帰ってくれていた……。なぜか、言いようのない安堵感に包まれる。すでに気分は、ゆうちゃんの追っかけである。
が、しかし、明かりがついただけで、動きがまったく感じられない。おそらくベッドでイゴイゴしているのだろう。どんな恰好で寝ているのだろう? スウェット?それともセクシーな下着? もしかしたら生まれたままの姿かも。メ○サ似なら、それもあり得る。いや、そうに違いない。すでに気分は、あぶないオッサンである。まだ一度も実物を見たことがないのに、ここまで想像を膨らまさせるとは、やはりゆうちゃんはタダ者ではない。
二度寝してしまったのか? ガスの点検スタッフを装って様子を見てくるようアシスタントのKに指示したところ、「そんな昭和な手口、怪しまれるだけッスよ」と失笑される。腹が減った頃だからクリームパンでも買ってやろうかと思っていたが、ムカついたのでやめる。
そうこうしているうちに部屋の電気が消える。そしてしばらくすると、スウェット姿のゆうちゃんが表に出てきた。グレーのパーカーの下に白のTシャツ、下は黒のパンツという出で立ち。シンプルな服装が彼女の美貌をより引き立たせている。それにしても、本当にメ○サに似ている♡
ゆうちゃんは、しっかりとした歩調でスイスイと歩く。どうやらウォーキングのようだ。
案の定、ゆうちゃんはしばらく歩いて鴨川の土手に出る。鴨川は京都市内のシンボル的な川で、ジョギングやウォーキングをする人たちがたくさんいる。そんな人たちに混じって、ゆうちゃんもマイペースで歩く。
30分ほど歩き、家路につくゆうちゃん。この時点でオレとKはクタクタ。ただでさえ陽の光が似合わないオッサン二人が汗ダクダクになっている姿は異様なようで、まわりから不審物を見るような視線を浴びる。
ゆうちゃんはそんなことはまったくお構いなしで歩きつづけ、道中にあるコンビニへ。のどを潤すドリンクを買うのかなと思ったら、お弁当コーナーへ直進し、カルボナーラを買う。運動直後のカルボナーラって、オッサンにはないチョイスやわ!
自宅に戻りしばらくすると、今度はカジュアルな服に着替えてお出かけ。誰かと会う約束でもしているのだろう。しばらく歩くと店が多くある界隈に出てきて、ゆうちゃんは少し外れたところにある小洒落たカフェに入る。怪しまれないように間を空けて、オレたちもつづく。
中に入ると、ゆうちゃんは待ち合わせをしていた友だちと楽しそうに話している。(安心してください、相手は女のコでしたよ!)
こうして友だちと一緒にいるところを見ると写真とは異なり、まだどこか幼さが残っているように感じる。
耳をダンボにして二人の話を聞いていると、内容は共通の友だちの恋バナ。話の前後から推測すると、ゆうちゃんには恋人はいないようだ。
二人は2時間ほど話した後別れて、ゆうちゃんは自宅へ。
平日の昼過ぎに起きてウォーキングをした後、友だちとカフェで過ごす。実に人がうらやむ、メ○サ的な優雅さである。
出勤の時間。自宅から店までは結構な距離があるため、ゆうちゃんはバスで通勤。彼女のルックスはバスの中でも目立ち、他の乗客から注目される。
思わず、「見せものじゃないんですから、そんなにジロジロ見ない。用がない人は、さっさとバスから降りてください!」と言いたくなる。気分は、イベント会場にいる警備のオッチャンである。
さて、ゆうちゃんのキャバ嬢としての魅力を確かめるため、今回もお客として指名。この時は早い時間帯ということもあり、まだ他のお客さんは数えるほど。しかし京都ではなかなかの人気店らしく、満席になることも珍しくないという。
席に着いたゆうちゃんはキャバ仕様のメイクで、大人っぽい雰囲気。会話や立ち振る舞いも落ち着いていて、とても19歳には感じない。トークはどちらかというとひかえ目なタイプで、こちらの話を聞いてくれるという感じ。といっても決して居心地が悪いということではなく、話題が一段落した時の沈黙が絶妙なドキドキ感を生み出して良い。
本人曰く、「新規のお客さんにはクールかもしれないけれど、慣れると甘えるタイプなんです」
要するに、ツンデレということである。事実、延長した頃には打ち解けて、色っぽいうなじを見せてくれたり、不意に腕を組んでくれたり、男ごころを刺激してくれる。これは間違いなく、近いうちにブレイクするな。
仕事が終わると、お店の近くにあるバーで夜食を食べるのが日課だという。すでにネタばらしをしていることもあり、図々しくもオレとKもバーに行く。一緒にピザを食べながら、好きな音楽やテレビ番組の話をする。が、ジェネレーションギャップで、まったく噛み合ない。そんな痛々しい状況を何とかしようと、オレたちの話に合わせようとしてくれる、ゆうちゃんの心遣いにキュン♡とくる。
お疲れのところをつきまとうのも無粋なので、オレたちは早々に退却。(といっても、追跡はつづけるが)
結局ゆうちゃんはこの後、お店の友だちとクラブに繰りだし、盛り上がる。
しかし安心してください、彼女に彼氏はいませんよ!
ベッド単品の写真を想像していたら、ゆうちゃん込みの写真が送られてくるという嬉しい誤算。ベッドで上で、こんな目で見つめられたらたまりましぇん!
「黒のキャンソールが大人っぽくてセクシーだわ。上はどんな感じになってるの?」
「ちょっと待ってくださいね」
おっ、これは写真撮ってくれそうだぞ。
「普通のキャミソールです」
「いやいや、ゆうちゃんが着ると普通のキャミが、天使の衣に変わるんやね」
「口調が怪しすぎ」
予想外のノリの良さに手応えを感じ、ダメもとで無茶なリクエストを出してみる。
「そうしたら、そのままベッドの上でゴロゴロしちゃおうか。そして思いきってキャミソール、とっちゃおう!」
「えぇ〜、できるかなぁ」
「できるとも!」
そして送られてきた写真がこれだ!
1枚目のベッドの写真、何かすごくセクシーじゃないですか。S○Xが終わった後みたいで。
で、次の写真……、まさか本当に裸になってくれるとは。自分で言っておきながら照れてしまう。裸でネックレスというのも分かっていらっしゃる。
「はじめチョロチョロ、中ぱっぱ」ではないが、はじめはクルールで、仲良くなるとホットな、ゆうちゃんの魅力をお店で体感してみてはいかがだろうか。
連載10回目にして、やっとイカすシールを量産。「店頭看板に貼ってやるぞ」と意気込んでいたら、敢えなく店長さんからNG。よって、いつも通り合成にて処理。
イカすシールが欲しいという奇特な人が多いようであれば、プレゼント検討します!
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